メディチ磁器


1574年より、トスカーナ大公・フランチェスコT世・デ・メディチ(Francesco T de Medici)の命で、フィレンツェのピティ宮殿で研究が重ねられ、 レヴァント人の協力を得て、1575年、メディチ磁器の焼成に成功した。 この磁器は白土、白泥、フリット(ガラス質)にワインの堆積物、塩を原料として焼成され、硬質磁器に必要な磁土(カオリン)を含んでいない、いわゆる軟質磁器であった。 器型はストーンウェアや、金属器を模し、装飾は薄い染付けで輸入された中国磁器を模倣していた。しかしメディチ磁器は、1587年、大公の死と共に途絶えた。


メディチ磁器 皿 1575-15871頃
Plate, made of `Medici porcelain' 1575-1587 (circa)
(the British Museum)


Porcelain plate, painted in underglaze blue with floral designs. On the reverse, variants of a Chinese cloud motif, rosettes, letter "F" and a mark representing the dome of Florence Cathedral.